平成18年度 展覧会スケジュール
前半 2006年 4月〜9月
後半 2006年 10月〜2007年3月
 
当館主催の企画展
   
 県美スペシャル
  広重・北斎・歌麿 UKIYO絵展
 
−眠りから覚めた秘蔵作品初公開−
4月23日(日)〜5月21日(日)

 浮世絵は、日本のみならず海外でも広く愛好されている美術の重要なジャンルの一つです。本展は、平成16年度に寄附された広重・北斎・歌麿ら140名以上の絵師による、3000点余りにおよぶ、当館の浮世絵コレクションの中から、美人画・風景画・役者絵など、約300点の優品を厳選し、紹介するのもです。




広重 東海道五十三次 庄野
 


 「人間国宝」誕生50年 漆芸界の巨匠
  人間国宝 松田権六の世界
9月29日(金)〜10月29日(日)

 
 卓越した技術による、芸術性の高い作品を制作し、漆芸家として最高峰を極めた松田権六は、技術の研鑽のみならず、古典作品の研究や後継者の育成にも力を尽くし、「漆(JAPAN)」を世界に広めたたぐいまれな作家です。
 重要無形文化財(人間国宝)制度の誕生50年を記念し、蒔絵で最初に認定を受けた松田権六の代表作品や著書、研究対象であった古典作品の数々、彼と師弟関係にあった作家たちの作品などから、松田権六の人と作品、業績を多角的に検証し、紹介するものです。




蓬莱之棚
 
石川義作経堂への道
 −日本の自然・原風景を描く−
   郷土が生んだ日本画家 石川義展
H19 1月4日(木)〜2月4日(日)
 
日展評議員として日本画壇の発展に貢献する石川義は、金沢市に生まれ、金沢美術工芸大学卒業後は、京都を拠点に活動していました。
 本展は、平成16年度に寄附された作品を中心として、日展受賞作を加えた、初期から近作まで約80点の展観により、その画業の全貌を紹介するものです。



経堂への道
 
 
当館主催の特別陳列

   
 日本画家 百々俊雅の世界
8月24日(木)〜9月24日(日)

 金沢美術工芸大学名誉教授百々俊雅氏は現代に生きる女性を鮮やかな色彩と装飾的な構成によって華麗でしなやかに表現します。
  本展は初期から最近作までの代表作を展示し、百々氏の画業を振り返ります。



日曜日
 
   
卒寿記念 大場松魚展
9月28日(木)〜11月12日(日)

 松田権六の漆芸を学び、平文の技法を現代に蘇らせた、蒔絵の人間国宝・大場松魚氏の卒寿を記念した展示です。門下生たちの作品と併せ、その系譜を紹介します。



平文光輪棚  
 
   
矢田四如軒筆梅室翁図
北陸の肖像画
11月16日(木)〜12月23日(土・祝)
 北陸に伝わる武将像・女性像・俳人像・頂相などを紹介し、肖像画に向けられた人々のまなざし(願い・想い)を通して、近世における肖像画の役割に思いを馳せていただきます。



矢田四如軒筆 人物図