9月28日(木)〜11月12日(日) 会期中無休
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特別陳列

  卒寿記念 人間国宝 大場松魚展

 現代漆芸界の巨匠である、重要無形文化財保持者(人間国宝)大場松魚氏は今年卒寿を迎えられました。大正5年、祖父の代よりの塗師の家に生まれた大場氏は、石川県立工業学校図案科を卒業した後、父宗秀についてきゅう漆の基礎を習得します。その後、昭和18年、第2次世界大戦の最中、東京に出て、郷里金沢出身の漆芸家松田権六氏に指導を受け、2年後、再び故郷である金沢に戻り、作家として本格的に活動を始めます。蒔絵の中でも、当時あまり行われていなかった平文技法を探求し、気品あふれる格調高い漆芸世界を築き、昭和57年には蒔絵で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。

 本展は大場氏の代表作を中心に、その精神を受けついでいる作家の作品を含め、約40点を一堂に展示し、そこに流れる技術と精神をご覧いただこうとするものです。


平文輪彩箱

平文輪彩箱


平文光輪棚

平文光輪棚

主な展示作品
  平文棚
  平文千羽鶴の棚
  平文三友の棚
  平文三彩の棚
  平文南飛の棚
  平文芳苑の棚
  平文相生の棚
  平文光輪棚
  平文冨士光々之棚
  平文小箪笥
  市松模様平文小箪笥
  平文南飛の箱
  平文輪彩箱
 
 ◆観覧料=一般350円 (280円) 大学生280円 (220円) 高校生以下無料
                    (  )内は20名以上の団体料金
*常設展観覧料に含まれます。
 
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