[古美術部門]  第1・第2展示室、前田育徳会展示室 (2F)

平成16年7月23日(金)〜8月22日(日)  AM9:30〜PM5:00(入館は4:30まで)
国宝色絵雉香炉 重要文化財色絵雌雉香炉

第1展示室−国宝色絵雉香炉、重文色絵雌雉香炉
   
前田育徳会展示室前田家の婚礼調度   作品一覧へ→  
     
第2展示室古九谷・再興九谷名品展    作品一覧へ→
 
 [近現代美術部門]  第3〜第6展示室 (2F)
平成16年7月23日(金)〜8月22日(日) AM9:30〜PM5:00(入館は4:30まで) 
第3展示室−日本画・油彩画  作品一覧へ→
  

稲元実「夏日」:中出信昭「遙か」:羽根万象「丘の家族」:山本知克「街」
高光一也「馬に凭る(B)」:田辺栄次郎「ロッシュ展望」:村田省蔵「双樹」 ほか

第4展示室−油彩画・水彩・素描・版画・彫塑   作品一覧へ→
  

鴨居玲「1982年私」:宮本三郎「熱叢夢」:南政善「兵士」:矩幸成「しぶき」
川岸要吉「雨あがり」:坂坦道「話」:田中昭「春葩」:晝間弘「朝」 ほか

第5展示室−工芸  作品一覧へ→
  

北出塔次郎「樹映譜」:竹田有恒「釉裏金彩穂波文鉢」:吉田楳堂「堆朱手元箪笥」
金丸水明「画象詩」:関源司「月に雨」:橋本仙雪「竹網代茶籠」 ほか

第6展示室−特集 親子で楽しむ美術館 〜すてきな色を見つけよう〜  展示の詳細へ→  作品一覧へ→
  

西山英雄「火焔山」:横山大観「長江の朝」:宮本三郎「裸女達に捧ぐ」
東山魁夷「海山十題」:田中太郎「音色」:前大峰「沈金猫文けはひ飾筥」 ほか

 以上2階常設展示部門 観覧料
 
   ◆観覧料=一般350円 (280円) 大学生280円 (220円) 高校生以下無料
                    (  )内は20名以上の団体料金
企画展示室情報
第7・8・9展示室  ピカソ、マティスと20世紀の画家たち
               会期:7月23日(金)〜8月22日(日) 会期中無休

 
  20世紀の初め、フランスで起こった代表的な美術運動が、野獣派と呼ばれ、色彩の解放を叫んだフォーヴィスムと、立体派といわれ、形の解放を求めたキュビスムです。彼らは、19世紀後半、印象派などによって獲得された近代美術の成果を引き継ぎ、20世紀美術に新境地を開拓しました。

 マティス、マルケに代表されるフォーヴィスムの画家たちは、造形要素の中でも特に色彩に注目し、固有色、再現性といった絵画の約束事に縛られず、激しい色づかいで自分たちを表現しました。しかし彼らは何らかの綱領をもった美術集団ではなく、それぞれがそれぞれの表現方法をもった、純粋に色彩に関心があった画家たちの運動でした。

 ピカソ、ブラックによって始まったキュビスムは、造形要素の中でも特に空間に注目し、フォーヴィスムなどの表現主義的な考え方と違って、形を論理的に解体、つまり見たまま、感じたままを描くのではなく、モチーフについて知っていることを描いたのです。絵画は感情や感覚的なものだけではなく、もう一つの流れ、知的感覚が取り上げられ、やがては抽象絵画へとつながっていくのです。

 本展では、フランスのボルドー美術館やドイツのルートヴィヒ美術館をはじめ、国内外の美術館、個人コレクターの協力により、あらためてフォーヴィスムとキュビスムの画家たちに焦点を当てることによって、20世紀美術の方向付けをしたふたつの美術運動を、総数約100点の作品によって紹介します。


 
  ◇講演会
    日時  平成16年8月1日(日) 午後1時30分〜
    演題  20世紀絵画における破壊と創造
             −ピカソ・マティスを中心に−

    講師  本江邦夫氏(多摩美術大学教授・府中市美術館長)

  ◆観覧料  一般 1,100円(900円) 高・大生 700円(500円) 小・中生 500円(300円)
(  )内は20名以上の団体料金。当館友の会会員は、会員証提示により団体料金 
  連絡先 金沢市香林坊2−7−15 北陸中日新聞事業部  電話 076-233-4642