夏休み恒例、子どもたちをはじめ、ご家族で展示を楽しんで頂く企画「夏休み親子で楽しむ美術館」。今年のテーマは『アート かるた』。美術館でかるた?みなさんお馴染みのかるたのルールにのっとり、美術作品を楽しく鑑賞する企画です。
展示室に入ったら…かるたと同じように、読み札を一つ取って読んでみましょう。
さあ、この読み札を表した展示作品はどれだと思いますか?「あれかな?」、「これかな?」。おや、一緒に来た家族やお友達はあなたと違う作品を指さしているかもしれませんね。
実はこのアートかるた、答えは一つとは限らないのです。というのも、美術作品は、それを見る人によって注目するところもその作品をみてどう感じるかも違うのです。この読み札もまた、その読み札をつくった人が一番心に響いたことを言葉に表したもの。だから、同じ読み札を聞いても家族やお友達が違う作品を指さしているのは、ちっとも不思議なことではありません。このように、答えは一つではないのですが、違う答えが出て来た時は、どうしてそう思ったのか聞いてみましょう。他の人がどんなふうに感じたのか自分と違う意見を聞くのも、あなたが知らない作品の見方の扉をあけてくれるきっかけになるでしょう。
さあ、今度はあなたのお気に入りの作品をみつけてみましょう。そして、あなた自身の見方でその作品をどんな風に感じたか、とっておきの読み札をつくってみませんか?