本年度の特別陳列
・−前田綱紀のノート− 桑華字苑と桑華書志   6/23(金)〜7/23(日) 前田育徳会展示室
  加賀藩5代藩主前田綱紀(1643〜1724)が座右に置き、折にふれ記入した雑記帳に「桑華字苑」(そうかじえん)と「桑華書志」(そうかしょし)があり、83冊と3帖になります。
今回は、その一部を公開し、江戸時代中期の文化絢爛期を見事に生きぬき、学者肌で知られた綱紀の人となりを探ります。
 
・2000 石川県作家選抜美術展 −平面−  6/23(金)〜7/23(日) 第3・4展示室
  県内外で活躍する石川県ゆかりの作家たちの動向を継続的に紹介する展観で、立体部門、工芸部門に引き続き、平面部門(日本画・洋画)を対象に、意欲的に創作活動を展開している作家たちの力作を展示するものです。
 
・戦後工芸の展開(2) 石川の昭和30年代 7/26(水)〜8/28(月) 第5展示室
  本シリーズは戦後の混乱の中から現在の隆盛にいたる工芸の足跡を10年ごとに検証し、今後の展開を示すことを目的として開催するものです。平成9年度に続く今回は、日本伝統工芸展の本格的な始動、重要無形文化財保持者の認定開始、日本現代工芸美術展の旗揚げといった大きな動きの中で、意欲的な多くの作品が発表されるようになってきた昭和30年代に焦点をあてて、石川県の工芸作家の動向をさぐります。
・芭蕉翁の頭陀袋と俳画  9/1(金)〜9/24(日) 第2展示室
  俳聖松尾芭蕉(1644〜94)は、元禄2年(1689)、「奥の細道」行脚の旅に出立した帰路、金沢に立ち寄りました。そのとき身に着けていた「頭陀袋」が伝わり秘蔵されています。その頭陀袋のほか、芭蕉の書簡、加賀の俳人関係を中心とした俳句や俳画などを一堂のもとに公開し、加賀の俳壇を探る目的で開催します。
 
・−彫刻家−石田康夫の世界 9/1(金)〜9/24(日) 第4展示室
  石田氏は、金沢美術工芸大学に学び、母校で長らく後進の指導にあたり、本県の彫刻の振興に尽力してこられました。
本展は、生命感あふれる女性像を追求し続ける石田氏の、初期の日展入選作から最新作にいたる代表作約40点を紹介いたします。
 
文化財保護法50年記念 石川県の名宝−国宝・重文・県文− 10/26(木)〜11/26(日) 第2展示室
  本年は、昭和25年の文化財保護法の公布・施行から50年目の年にあたります。それを記念するこの展覧会は、勧告や承認出品の国指定の国宝や重要文化財に、県や市段階の指定文化財を加え、主として絵画・書跡・工芸品の分野で構成し、県民の文化財保護に対する理解を深める目的で開催します。  
   
  観覧料

上記特別陳列の料金はそれぞれ
常設展観覧料に含まれます。

常設展観覧料

  一般 大学生 高校生以下
個人 350 280 無料
団体 280 220 無料

 (団体は20名以上)