金沢を中心とする石川県の各地域には、多くの伝統工芸が今日まで育まれており、東京や京都と並んで、日本を代表する工芸の盛んな土地柄として知られています。
藩政時代より名人や名工を輩出し、現代においても日本芸術院会員及び重要無形文化財保持者(人間国宝)を筆頭に、多くの優れた作家が活躍しており、石川県の工芸の水準の高さを知ることができます。
展示作品は、陶芸の浅蔵五十吉、北出塔次郎、大樋長左衛門(年朗)、三代徳田八十吉、漆芸の松田権六、前大峰、大場松魚、寺井直次、塩多慶四郎、前史雄、染色の木村雨山、羽田登喜男、金工の魚住為楽、刀剣の隅谷正峯、木工の氷見晃堂、川北良造ほか、工芸分野全般に及び、1〜3ヶ月に一度作品の入れ替えが行われます。 |