平成13年度 展覧会スケジュール
前半 2001年 4月〜9月
後半 2001年 10月〜2002年3月
 平成13年度 主な展覧会
4/7(土)〜22(日) 第57回現代美術展

 

AM9:30〜PM5:00
(入館は4:30まで)
会期中無休

   主催(財)石川県美術文化協会・北國新聞社

日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の公募展です。委嘱出品作品と、一般公募の入選作約900点を一堂のもとに展示いたします。

●観覧料 
 一般800円(600円)/大高生600円(400円)
 中小生500円(300円) ( )内団体料金
 *当館友の会会員は会員証提示により団体料金。

●連絡先
 北國新聞社事業局内 (財)石川県美術文化協会  
 金沢市香林坊2-5-1 Tel 076-260-3581

 
4/28(土)〜5/27(日) 彫刻家 吉田三郎展

 
AM9:30〜PM5:00
(入館は4:30まで)
会期中無休

  主催 石川県立美術館 詳細はこちら→

大正から昭和30年代にかけて文展・帝展・日展を舞台に活躍した彫刻家 吉田三郎の回顧展です。

山羊を飼う老人

観覧料
 一般800円(650円)/大学生500円(400円)
 高中小生300円(200円)
 ( )内は20名以上の団体料金

講演会
 4月29日(日) 午後1時30分〜
 会場:当館ホール聴講無料
  演題 :「父・吉田三郎を語る」
  講師:吉田 渉(わたる)氏

山羊を飼う老人
       杜若
6/1(金)〜6/24(日)
 終わりなき記憶の旅 デ・キリコ展
   ピカソが畏れたイタリアの鬼才

ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)変転の生涯の作品約100点による回顧展。

 現実にはありえない不思議な風景を描き、「形而上絵画」の創始者となったジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)は、20世紀イタリア美術のなかでもっともなじみ深い作家の一人で、マグリット、ダリ、デルヴォーなどのシュルレアリスム絵画の成立に大きな影響を与えました。
 本展は、形而上絵画の原点とされる1920年代の作品から、様々な形態を模索し、変貌と研鑽をかさねながら原点に回帰した晩年までの作品約100点を、7つのテーマに分け、謎に満ちたキリコ芸術の軌跡をたどるものです。

AM9:30〜PM5:00
(入館は4:30まで)
会期中無休
●観覧料● 
 一般1,200円(前売1,000円)/中学・高校生800円(前売600円)
 小学生500円(400円)  20名以上の団体は前売料金の各100円引
  ●主催●北國新聞社、日本経済新聞社、石川県立美術館
 

お問い合わせは北國新聞社事業局へ Tel076-260-8000

7/28(土)〜8/19(日)
生誕240年 北 斎 展 

 葛飾北斎(1760〜1849)は、江戸後期に活躍した浮世絵師で、ヨーロッパの印象派の画家など多くの芸術家に多大な影響を与えた画人として知られています。
またアメリカの『ライフ』誌が行ったアンケートによる、この千年間に偉大な業績をあげた100人の中に、日本で唯一ランク・インした人物ということで、大きな話題を呼んだのも記憶に新しいところです。
本展は、90歳で亡くなった北斎の画業を、約200点の作品によってご覧いただくものです。

 
観覧料 一般1,200円 高大生800円 小・中生600円 団体料金は各200円引
※当館友の会会員は、会員証提示により団体料金扱い
 
〈連絡先〉 金沢市香林坊2-7-15  北陸中日新聞事業部
電話076-233-4642
9/1(土)〜24(月・振) 花と装飾  ナ ン シ ー 派 展 第7・8・9展示室
  金沢市と姉妹都市として知られるフランスナンシー市のナンシー派美術館の所蔵品を中心に、アール・ ヌーボー運動の所産である草花の意匠が施された絵画やガラス・陶磁器・調度品など、150点を公開。
      AM9:30〜PM5:00(入館は4:30まで)     
花と装飾ナンシー派展ポスター

 金沢の姉妹都市でもある、フランス東部ロレーヌ 地方の都市ナンシーは、19世紀末から20世紀はじめ にかけて、西欧を席巻した新しい芸術様式 “アール・ ヌーヴオー"の、パリとならぶフランスにおける一大拠点となった街です。
 この街で活躍したエミール・ガレを中心とする芸術家たちは「ナンシー派」と呼ばれています。
 ナンシーのアール・ヌーヴォーは、自然との直接の対話に裏付けられており、また自然観照に基づく東洋美術(特に日本美術)への関心も高く、芸術家たちも作品に花や材木の形態を取り入れて、生活を豊かに飾ることを目指しました。
 その試みは、自然との共生が求められる現代の私たちにとっても示唆に富んでいます。
 本展では、ガレをはじめドーム、ルイ・マジョレル、 ウジエーヌ・ヴアランらのガラス工芸、家具、デザイン案など約140点のほか、当時の雰囲気を伝える美 しい写真などを加え、ナンシーに花開いた総合芸術の全容を立体的に展示します。

観覧料 一般1,000円(800) 大学生600円(400) 高中小生300円(200)
2階常設展示室もご覧になれます


(  )内は20名以上の団体料金
※当館友の会会員は、会員証提示により団体料金扱い

 
9/29(土)〜10/28(日)
第18回全国都市緑化いしかわフェア協賛
花と緑の名品展      当館主催展 第7〜9展示室
      AM9:30〜PM5:00(入館は4:30まで) 

 
 本展は、平成13年9月8日から11月11日まで金沢城址公園を中心に兼六園文化ゾーンを主会場とする「第18回全国都市緑化いしかわフェア」に協賛して開催されるものです。
 そこで当館では、今回の全国都市緑化フェアのテーマである
〈人とみどりが織りなす文化のくにづくり〉に添い、日本人が自然との間で織りなす美意識が、鮮明に表現された美術工芸の名品を選りすぐって展示することになりました。自然の中でもとりわけ花と緑を主題にした美術作品の中から、主に江戸時代より今日まで、時代と分野を越えて受け継がれてきた、豊かな感性が結実した約100点の作品を堪能していただこうとするものです。
 具体的には、日本画・油彩画・陶磁・染色・漆工等の分野から、屏風・能装束・工芸品など形体・技法も様々なものを組み合わせることで、日本美術そのものを理解するにふさわしい「百撰展」とでもいうべき内容となることを目指しております。それにより、本展が今日問われている自然との共生、つまり自然環境へのいたわりと敬意を、改めて思い起こす一助となることを願うものです。

観覧料 一般1,000円(800) 大学生600円(400) 高中小生300円(200)
2階常設展示室もご覧になれます


(  )内は20名以上の団体料金
※当館友の会会員は、会員証提示により団体料金扱い

 
日 時 9月30日(日) 午後1時30分〜
演 題 日本人の自然観
 
−近世絵画の花鳥風月をめぐって− 
講 師 冷泉為人
 
第25代冷泉家当主・池坊短期大学学長
会 場 当館ホール 聴講無料

野々村仁清作 色絵梅花平水指色絵梅花平水指 野々村仁清作 

 

【主な出品作品】

重文 色絵梅花図平水指/野々村仁清/江戸時代/当館
秋草蒔絵見台/桃山時代/東京国立博物館
県文 蒔絵螺鈿秋月夜景図硯箱・五十嵐道甫/江戸時代/当館
紅地枝垂桜文唐織/江戸時代
重文 夏秋草図屏風/酒井抱一/文政4年/東京国立博物館
吉野山図屏風/渡辺始興/江戸時代
古稀彩飾皿 秋叢/六代清水六米兵衛/昭和50年東京国立近代美術館
漆絵梅文椀/松田権六/昭和41年/東京国立近代美術館
友禅訪問着 花の泉/森口華弘/昭和46年
木彫截金扇面秋の合子/西出大三/昭和59年
熱国妍春/石崎光瑶/大正7年/京都国立近代美術館
春宵/加山又造/昭和60年
鶏頭の花/山口華楊/昭和52年/京都市美術館
花/岡鹿之助/昭和14年/笠間日動美術館
バラ/林武/昭和44年
向日葵/中川一政/昭和51年/松任市立中川一政記念美術館

  出品リストはこちらをクリック→
11/2(金)〜11(日)
第48回日本伝統工芸展金沢展  第7〜9展示室
    AM9:30〜PM5:00(入館は4:30まで) 会期中無休


主催/石川県教育委員会・日本放送協会 朝日新聞社・北國新聞社・日本工芸会
後援/文化庁・富山県教育委員会・福井県教育委員会

 
 我が国は、春・夏・秋・冬の気象条件に恵まれ、また、多様な自然環境を形成し、その中で各地の風土に根ざした工芸品を生み出し、世界に誇る伝統工芸の盛んな国として知られています。そして、その伝統技術を大切に継承し発展させてきました。
 本展は、この優れた伝統技術の保護と後継者の育成ならびに伝統工芸に対する普及を目的として開催しているもので、文化財保護法の趣旨にそって、昭和29年に第1回展を開いてから、今年で48回を数えます。金沢展は、第10回展より開催しており、今年で39回目です。

 今回は、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・その他の工芸(七宝・硝子・瑪瑙細工・截金・撥鏤等)の7部門の入選作品751点の内から、重要無形文化財保持者、受賞者等の基本作品と石川県、富山県、その他の県の入選作品を含めて354点を展示します。

 
  今回石川県内の入選者は96人で、都道府県別ではトップの人数です。金工の中川衛氏が日本工芸会保持者賞、漆芸の坂本康則氏が日本工芸会奨励賞をそれぞれ受賞しました。
 本年度の「特別展示わざを伝える」は陶芸 『練上手』伝承者養成研修会の制作品を展示いたします。また、同研修会の研修風景を収録したビデオを上映いたします。


観覧料 一般600円(500) 大学生400円(300) 高校生以下無料

(  )内は20名以上の団体料金
※当館友の会会員は、会員証提示により団体料金扱い

■講演会〈聴講無料〉
 11月4日(日)午後1時30分〜

 演題 私の一代一職
 講師 奥山峰石氏
  (重要無形文化財「鍛金」保持者)
 
 会場 当館ホール

■列品解説
 会期中、11月2日午前と4日午後を除く毎日、午 前11時と午後1時30分の2回、人間国宝の先生を含む出品者などによる列品解説を行います。

■列品解説
  毎日、午前11時と午後1時30分より行います。

■テレビ放映
  11月4日、北陸三県のN H K 総合テレビで本展の放映があります。


没後15年 高光一也 展 '02年1月4日(金)〜1月27日(日)
           
会期中無休  AM9:30〜PM5:00(入館は4:30まで)

 
  昭和61年11月に高光一也氏が急逝されて、早 くも15年という歳月が過ぎました。
 現代の日本女性 を中近東や古代ギリシャ・ローマの遺跡の中にたたず ませ、時空を越えた普遍の女性美を唄いあげる高光氏の芸術は、今もなお変わらぬ魅力を発し、心地よい感へと誘い続けてくれます。

 この没後15年の節目に際し、高光氏の作品と氏の創作の源泉をうかがわせる 遺愛の品々とを一堂に会し、『没後15 年高光一也展』 を開催いたします。
 
 本展は高光氏の代表作を一堂に会するもので、油彩・素描70点と高光氏のアフリカ彫刻のコレクションをはじめ とする、遺愛の品々約40点を合わせて展示いたします。画家の思いに触れていただき、より深い鑑賞へつながれば幸いです。


出品作品リストへ→→

◇観覧料 
一般600(500)円、大学生400(300)円、高中小生200(100)円
( ) 内は20名以上の団体料金
◇講演会 

  日時 1月13日(日) 午後1時30分〜
  講師 高光一生氏(陶芸家)
  演題 「親父と私」
  会場 美術館ホール 聴講無料