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終了 展覧会

壺中日月長 大樋陶冶斎のまなざし 2021年9月18日(土) ― 2021年10月17日(日)

概要

 陶芸家 大樋陶冶斎には、伝統を継承する茶陶作家と現代陶芸を牽引する造形作家という2つの側面があります。355年の歴史を持つ大樋窯の継承者としての「十代大樋長左衛門」、土による自由な造形を極めた「大樋年朗」。長年に渡ってこの2つを並行して活動を続け、現在は「陶冶斎」と号しています。
 「壺中日月長(こちゅうじつげつながし)」は陶冶斎が自身の作陶について例えた禅語です。「壺中」は現実と隔絶した別天地、転じて時を忘れるような境地に至ること、「日月長」はいつのまにか長い年月が過ぎていたことを意味します。無心に作品をつくり続けていたらあっという間に今日になっていた、陶冶斎の生き方を表す言葉といえるでしょう。
 本展覧会は3部からなります。初期からの作品と、作陶するうえで研究した古今東西の古陶などとの比較展示による第1部。十代大樋長左衛門作《黒茶盌 銘 汲古》を中心に据えた茶席仕立ての第2部。かたちや紋様に焦点をあて、造形的な作品を集めた第3部。この3つの視点から陶冶斎独自の表現を紹介します。

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■関連行事
・土曜講座「大樋陶冶斎と古陶」

日時:10月9日(土)13時30分~15時
会場:当館講義室
講師:奈良 竜一(本展担当学芸員)
*聴講無料、申込不要

・子どもツアー【中止となりました】

日時:9月26日(日)10時30分~11時
集合場所:2階展示室
*参加無料(保護者2人目から要観覧料)

開催日時

2021年9月18日(土) ― 2021年10月17日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第5展示室、第6展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

関連団体・企業
主催 石川県立美術館
共催 北國新聞社
後援 北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、北陸朝日放送
特別協力 大樋美術館

作品紹介

大樋陶冶斎《黒陶幾何紋花器》2018年、大樋美術館蔵
大樋陶冶斎《黒陶幾何紋花器》2018年、大樋美術館蔵おおひとうやさい こくとうきかもんかき

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

作家紹介

大樋陶冶斎おおひとうやさい

1927年金沢市生まれ。本名奈良年郎。1949年、東京美術学校(現東京藝術大学)卒業。翌年に日展初入選。その後特選、文部大臣賞など受賞を重ねる。1987年「十代大樋長左衛門」を襲名。1984年日本芸術院賞受賞。1999年日本芸術院会員就任。2004年文化功労者の顕彰、2011年文化勲章受章。2016年「長左衛門」の名跡を長男に譲り、「陶冶斎」と号する。

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