特別陳列
德田八十吉三代展
九谷の陶芸界を代表する德田家は、藩政時代からの九谷の伝統を受け継ぎ、初代・二代・三代とそれぞれに個性的な作陶を行い、現代における新しい表現を追究してきました。
初代八十吉氏(1873〜1956)は、古九谷以来の色絵技法を継承発展させ、深厚釉、碧明釉など独自の釉薬を開発し高く評価されました。また二代八十吉氏(1907〜1997)は、初代や富本憲吉に師事し、釉薬の調整や絵付けの表現技法に現代的な創造精神を盛り込み活躍しました。そして三代八十吉氏(1933〜2009)は、祖父の初代から上絵の具の調合法を学び、色釉の濃淡の微妙な変化の美しさを器面全体に施した彩釉の技法を展開し、重要無形文化財保持者の認定を受け、現代九谷の陶芸界を牽引してきました。
本展は、昨年8月惜しまれながら逝去された三代八十吉氏の一周忌を迎えるにあたり、三代と初代、二代の作品を併せて三人の代表作約60点を展示し、あらためてその創造の軌跡を回顧するとともに、優れた技と美の世界をご覧いただこうとするものです。
開館時間 |
午前9時30分−午後6時 毎週土曜日は午後7時まで開館
※入場は閉場時間の30分前まで |
休館日 |
なし、会期中無休 |
主催 |
石川県立美術館 |
観覧料
観覧料 |
一般 |
大学生 |
高校生以下 |
個 人 |
350円 |
280円 |
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団 体 |
280円 |
220円 |
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※団体は20名以上。県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
■講演会 時間:午後1時30分〜 会場/美術館ホール 聴講無料 |
8月1日(日) |
「九谷陶芸界における德田家三代」 講 師:嶋崎 丞 当館館長 |
■ギャラリートーク 時間/午後1時30分〜 会場/第6展示室 要観覧料 |
7月24日(土)
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講師:四代德田八十吉氏 |
8月21日(土) |
講師:四代德田八十吉氏 |
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