開催中の展覧会
2015年3月28日(土)〜4月14日(火) 会期中無休 

第71回 現代美術展

石川県立美術館   −日本画、彫刻、書 会場

金沢21世紀美術館 −洋画、工芸、写真 会場

第70回記念現代美術展
 

 昭和20年10月に第1回展を開催して以来、毎年行われている現代美術展は、今年71回を迎えます。本展では所属会派を超えて、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門から、文化勲章受賞者、日本芸術院会員、人間国宝をはじめとする財団法人石川県美術文化協会役員・会員の秀作に加え、一般公募からの入賞・入選の意欲作が一堂に展示されます。

開館時間 午前9時30分−午後6時 金・土は午後8時まで開館
※入場は閉場時間の30分前まで
休館日 なし、会期中無休
主催 (財)石川県美術文化協会、北國新聞社、北陸放送、テレビ金沢、石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、(財)石川県芸術文化協会
お問い合わせ

(財)石川県美術文化協会(北國新聞社事業局内) 076(260)3581


部 門   会 場
日本画、彫刻、書   石川県立美術館
洋画、工芸、写真   金沢21世紀美術館


観覧料 2館共用(両会場をご覧になれます
観覧料
一般 高大生 小中生
当 日
  1000円 600円 500円
前売り
  900円 500円 400円
団 体
  800円 400円 300円

※団体は20名以上。県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。

日時

午前10:30〜11:30

午後1:00〜2:00

会場 分野 解説者 会場 分野 解説者
3月30日[月] 県立美術館 彫刻 江藤  望 21世紀美 工芸 山岸大成

3月31日[火]

21世紀美 写真 中川宏治 県立美術館 松﨑節江
4月1日[水] 県立美術館 日本画 丹羽俊夫 21世紀美 洋画 田井  淳
4月2日[木] 21世紀美 工芸 川北浩彦
打田幸生
県立美術館 三藤観映
4月3日[金] 県立美術館 彫刻 渡辺秀亮 21世紀美 写真 朝倉英夫
4月6日[月] 21世紀美 洋画 益子佳苗 県立美術館 日本画 戸田博子
4月7日[火] 県立美術館 堀井聖水 21世紀美 工芸 大樋年雄
4月8日[水] 21世紀美 写真 水尾伸子 県立美術館 日本画 平木孝志
4月9日[木] 県立美術館 川上紅雨 21世紀美 洋画 土田佳代子
4月10日[金] 21世紀美 工芸 中田一於 県立美術館 彫刻 村井良樹
4月13日[月] 県立美術館 日本画 古澤洋子 21世紀美 洋画 安田  淳


 
常設展示情報

 第1展示室 (2F)

 開館中常時展示  国宝色絵雉香炉、重文色絵雌雉香炉    
前田育徳会
尊經閣文庫分館

第2展示室
第3展示室 第4展示室 第5展示室 第6展示室
古九谷の誕生と展開
第71回現展
第71回現展
第71回現展
第71回現展
 西洋へのあこがれ-16代前田利為侯のコレクションから-
前田育徳会尊經閣文庫分館
 平成27年3月25日(水)〜4月14日(火) 会期中無休


いよいよ北陸新幹線が開業します。当館では、4月から6月にかけて、(公財)前田育徳会の特別なご協力をいただき「加賀百万石の名宝」展を予定しており、準備を進めております。その展覧会に先立ち、前田育徳会を設立された十六代前田利為侯のコレクションの中から、西洋のコレクションを紹介します。
利為侯は、明治18年(1885)、旧七日市藩前田家十二代子爵利昭の五男として生まれ、同33年(1900)に旧加賀藩前田家十五代侯爵利嗣と養子縁組を行い、同年利嗣侯逝去にともない家督を相続、利嗣侯の志を継いで本郷邸を新築し、同43年に明治天皇の行幸ならびに皇后、皇太子・同妃の行啓の光栄に与りました。さらに、大正12年(1923)の関東大震災の後、東京帝国大学の拡張計画に伴う同大学の駒場所有地との等価交換で、昭和5年(1930)に駒場邸を新築しました。陸軍士官学校を卒業ののち軍人の道を歩み、大正2年(1913)のドイツ留学に始まり、数々の国際会議に日本代表として出席、また昭和2年(1927)には駐英大使館附武官として渡欧するなど、欧州各地をたびたび視察しましたが、そうした機会に収集されたものが、今回の展示の中心です。作曲家の自筆楽譜や著名人の書簡など貴重な作品が含まれており、五代藩主綱紀の事績に深く関心を寄せた利為侯の幅広い人物像を感じていただければ幸いです。

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 古九谷の誕生と展開
第2展示室
 平成27年3月25日(水)〜4月14日(火) 会期中無休


哲学者で、柳宗悦の民藝運動を支えるなど、美術工芸に造詣が深かった谷川徹三氏(1985〜1989)は、古九谷について、次のように述べています。
「古九谷の美は、一見わかりやすそうでいて、必ずしもそうではないのだ。柿右衛門には甘美な情調とともに、その色にも線にも眼に直ぐ受入れられる感覚的秩序がある。古九谷にはそういう甘美な情調も感覚的秩序もないばかりか、自由な意匠と奔放な色の配置にはどこかに硬質なものが感ぜられ、それが最初は抵抗を呼ぶのだ。やがてその美の世界に入り込むと、それは汲めども尽きぬ豊かさと、いつまでも手応えのある強さとして、われわれの心を捉えて放さぬものとなるのだが。それを私は美の高さと呼ぼう。美の高さには鑑賞者も一挙には至り得ないのだ。古九谷はその美の高さをもっているのである。」谷川徹三「古九谷の美」(集英社『古九谷』昭和46年 所収)より原文のまま引用。
いかにも哲学者ならではの深い洞察をもって、古九谷の本質を見事に捉えていると思います。そして、谷川氏の言う「美の高さ」こそが、色絵磁器という日本の新たな美術ジャンルに挑んだ加賀藩三代藩主前田利常が目指したところだったのではないでしょうか。
このように、古九谷は加賀藩の文化政策、特に文化によって天下一を目指した利常の気概なしには誕生し得なかったものであり、この精神が再興九谷以後今日まで、作家たちを鼓舞し続けています。今回の特集では再興九谷諸窯の代表作とともに、その展開の軌跡をたどります。

 
会期中の観覧料は団体料金です
  一 般 大学生 高校生以下
  290円 230円 無料

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