Loading
画面を読み込んでいます

展覧会/イベントExhibitions/Eventsaaaa

終了 展覧会

コレクション展 墨の美 近現代書 2020年1月4日(土) ― 2020年2月11日(火)

概要

 日本では第2次世界大戦後、筆と墨で「書くこと」が、社会の中で一般的でなくなってしまいました。そのような日常の中、書は本来の言語・伝達としての実用面だけでなく、文字の造形美やそれをどう表現し、どう「みせる」かという、書く人の美意識を表現することに対する意識が高まりました。その現れとして、昭和23年第4回日展に、初めて書部門が参加し、書は絵画、彫刻と肩を並べて展覧会に展示される「芸術」だと捉えられるようになりました。
 今回の展示では、書の古典から伝わる文字性を踏まえた上での、作家独自の「みせ方」に目を向けてみていただきたいと思います。制作の過程で込められた作者の思いを感じるために、まず文字の大きさ、その配列や配置など、紙面構成の工夫に注目してみましょう。筆の動きがもたらす線質からは、やわらかさ、力強さなど、伝えたいイメージにあわせた表現を感じることができます。また、にじみやかすれ、墨の濃淡などの色調の変化が、印象的な表情を描き出している作品もあります。
 書は白と黒のかもし出す世界ではありますが、絵画と立ち位置を同じくするものです。書作品が鑑賞者に何らかの語らいを投げかけ、鑑賞者の感性と呼応することもあることでしょう。今回の展示では、作者の思いにスポットを当てながら、絵画作品をみるような視点で何がみえてくるか、また、何を感じるかという観点で鑑賞してみてください。

開催日時

2020年1月4日(土) ― 2020年2月11日(火)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第6展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

手島右卿《飛》てじまゆうけい ひ

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

作品一覧

ページの最上部へ