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終了 展覧会

コレクション展 現代日本の書家たち 近現代書 2019年1月4日(金) ― 2019年2月11日(月)

概要

 当館の近現代書作品には、昭和30年代半ばに開催された「現代日本書道の名家」展をきっかけに、当館所蔵となった作品が数多くあります。
 第2次世界大戦後の日本は、社会状況が劇的に変貌し、新しい芸術思想が書の世界にも流れ、大きな変革期を迎えました。机上の実用のものから、美術作品へ。作品発表の場である展覧会が美術館を会場として開催されるようになり、昭和23年の第4回日展に初めて書部門が参加することになります。この時以来、漢字、仮名、篆刻など古来の伝統を踏まえた書に、絵画、彫塑とともに美術としての意識が吹き込まれたのです。それに伴い表現形式も壁面の高い美術館で鑑賞される作品へと発展、額装が主流となり作品も次第に大型化していきました。
 長い歴史を持ち、脈々と受け継がれてきた「漢字書」の歴史に向き合い、古代文字を素材に表象芸術として挑む青山杉雨らは、古代文字による変化に富む、豊かな表情の作品を生み出しました。また、手島右卿らは、文字を一から二文字に限定し、時には淡墨を用いて文字の造形性を強調した少字数の書(大字書)を誕生させ、鑑賞される書を追求していきました。そして、日本で誕生し平安時代に美の頂点を極めたかなの世界においても、時代の要請により帖や巻子の机上から、迫力とともに品格を備えた大字かなの作品が生まれていきました。
 このような会場芸術として「書とはなにか」という問いを持ちながら、幅広く、豊かに広がってきた現代書のあり方を追求する動きは、今も続いています。

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開催日時

2019年1月4日(金) ― 2019年2月11日(月)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第6展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 360円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。

作品紹介

青山杉雨《独嘯》あおやまさんう どくしょう

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

作品一覧

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