石川県立美術館

概要

　石川県は、平成9(1997)年に石川県立美術館の付属施設として、石川県文化財保存修復工房を開設しました。平成28(2016)年には、建物の老朽化に伴い美術館の広坂別館に隣接してリニューアルオープンしました。主として地元北陸の文化財修復の拠点となるべく実績を重ねています。修復工房では、(一財)石川県文化財保存修復協会の修復技術者が、指定文化財をはじめとする多数の作品の修復を手がけています。昨年には修復工房の20周年を迎え、企画展「よみがえった文化財」を開催することで、文化財の保存と修復の視点から、加賀の文化や歴史をあらためて概観し、修復工房の歩みとともに、文化財の保存と修復の現状・今後の展望を考察しました。
　本展では、昨年度手がけた修復作品の中から指定文化財を中心に紹介しますが、その多くが修復後初公開の貴重な機会となります。また、修復過程も合わせて紹介いたします。北陸の文化財を守り伝えていくという地域に根ざした美術館と修復工房の活動を知っていだだく機会となれば幸いです。

主な展示作品

重要文化財　石黒信由関係資料（高樹会所蔵）
石川県文　奥村永福夫妻画像（永福寺所蔵）
石川県文　黒楽茶碗　銘北野　添状（石川県立美術館所蔵）
金沢市文　仏涅槃図（高巌寺所蔵）
白山市文　林西寺本白山曼荼羅図（林西寺所蔵）
七尾市文　十三仏画像（妙観院所蔵）

開催日時

2018年11月23日(金) ― 2018年12月24日(月)
9:30 ― 18:00（入場は17:30まで）
会期中無休

会場

第2展示室

観覧料

観覧料	一般	大学生	高校生以下	65歳以上
個人	360円	290円	無料	290円
団体	290円	230円	無料	290円

※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。

関連団体・企業

協力	（一財）石川県文化財保存修復工房

作品紹介

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

作品一覧