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コレクション展 書の魅力・新春優品選 近現代書・絵画・彫刻 2017年12月23日(土) ― 2018年2月5日(月)
概要
【書の魅力】
当館では近現代の書作品を、現在、35作家54点所蔵しています。伝統的な書法に基づく作品から、前衛書と呼ばれる文字の約束事から離れた作品まで、分野は多岐にわたります。
旧館時代の昭和30年代半ばに当館で「現代日本書道の名家」展を開催したことがきっかけで当館作品となった作品も数多くあります。それらは、書道史上の古典を尊重している、昭和を中心に活躍した県内外の書家たちの作品です。その他、墨跡に近いものや、書を専門にした人ではないものの、教養として書をたしなむ文人・画人の書作品の作品も所蔵しています。
今回は、所蔵作品をこのような観点に基づいて展示し、同じ種類の書跡を相互に見比べ、それぞれの作家の表現や感じ方の違いなどを感じ取っていただきたいと思います。
【新春優品選】
新たな年を迎えるにあたり、洋画部門では祭礼や遊びを描いた作品をご覧ください。今から30年前国鉄時代の金沢駅コンコースを飾っていた2枚の大作、宮本三郎の《加賀獅子舞》と高光一也の《森の精》、対照的な作品のように見えて、描かれた人物や動物など、意外と共通点のある構成となっています。そのほか福笑いを絵画化した作品などをお楽しみ下さい。
彫刻分野では館蔵品を中心に具象の作品をお楽しみください。展示では、人体・首・木彫作品による構成で、テーマと素材との融合を示す個性溢れる作品をご覧ください。また来年の干支である木彫の犬作品も展示いたします。
日本画からは横山大観《長江の朝》など、正月を飾る清々しい作品をご覧ください。
開催日時
2017年12月23日(土) ― 2018年2月5日(月)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
休館日:12月29日~1月4日
観覧料
観覧料 | 一般 | 大学生 | 高校生以下 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|
個人 | 360円 | 290円 | 無料 | 290円 |
団体 | 290円 | 230円 | 無料 | 290円 |
※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。
作品紹介
- 木戸孝允《仰観俯察》きどたかよし ぎょうかんふさつ
- 石川光明《犬》いしかわこうめい いぬ
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