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学芸員コラムColumn

2020年8月9日展覧会#60 酒と鴨居玲(その2)

鴨居悠

 鴨居玲の酒好きは父からの遺伝も無関係ではないでしょう。玲の父悠は、京都大学を卒業した後、大阪毎日新聞を経て玲が生まれた昭和3年に、金沢の北國毎日新聞に主筆として転職。玲の生涯最初の記憶が「酒を飲みながら原稿を書いていた親父の前に座って絵を描いている」というものでしたし、戯れ歌に「われ死なば 酒屋の壺の下に埋めよ もしや滴のたれもせぬかと」と詠んでいますから、相当酒を愛していたことがわかります。(担当課長 前多武志)

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