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学芸員コラムColumn

2019年4月26日展覧会#45 二つの美術館1

企画展「脇田和と猪熊弦一郎~モダンの展開~」関連連載その1

脇田美術館外観

ミュージアムショップから見るアトリエ

 脇田和と猪熊弦一郎、二人にはぞれぞれの名前を冠した美術館があります。
 1970年、脇田和は愛する軽井沢の地にアトリエを建設します。設計は信頼を寄せる友人で建築家の吉村順三に依頼、景観に溶け込む木造のモダニズム建築が完成しました。
 軽井沢に転居し精力的に制作します。約十年の後、描き溜めた作品で展覧会を開きます。会場で作品を前に、今泉篤男(美術評論家)と岡鹿之助(洋画家)からの「このままどこかに残したいな」という言葉が、美術館建設のきっかけとなりました。そこでアトリエを一部囲むように隣接した設計案を脇田和がつくり、1991年に開館したのが脇田美術館です。(担当課長 前多武志)

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