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学芸員コラムColumn

2015年8月31日展覧会#2 刀身をかたどった鋳物

9/12~10/25のコレクション展「秋の優品選(古美術)」では、加州刀を中心とした刀剣、県指定文化財の初代兼若、三代兼若や室町期の藤原友重、江戸期の清光など7振を展示予定です。くわしくは後日ホームページを更新します。
それにちなみまして、今回は、金沢市にある清光の記念碑をご紹介します。
清光は新刀期に頭角をあらわした在来派の刀工で、藤島友重の流れに属します。清光を名乗った刀工は、同時代でも複数おり、区別は困難ですが、古来名高い 17世紀に活躍した清光は、当時、金沢郊外の笠舞村に設置された、貧民救済のための小屋に住した6代から8代までの清光のことと考えられています。
小屋があったと思われる周辺には現在、この清光を顕彰する記念碑が、日本美術刀剣保存会金沢支部により昭和42年に建立されています。刀身をかたどった鋳物は、金工家の板坂辰治の作品で、なかなかかわいらしい。

清光の記念碑
清光の記念碑清光の記念碑
清光の記念碑
清光の記念碑
 
清光の記念碑
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