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伊万里・古九谷名品展
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会 期 |
昭和62年10月1日〜10月25日 |
主 催 |
石川県立美術館・佐賀県立九州陶磁文化館 |
後 援 |
北國新聞社・NHK金沢放送局 |
展示室 |
第7・第8・第9展示室使用 |
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本展は、伊万里と古九谷の名品135点、両古窯からの出土品350点、東京大学構内旧大聖寺藩江戸上屋敷跡からの出土品70余点、それに文献資料を加えて、日本色絵磁器創成記の姿を探り出し、両者のもつ美の本質を鑑賞することを目的として開催された展観であった。
近年一部の研究者から、古九谷は初期伊万里の色絵群であるとの説が出されている時期でもあり、やきもの愛好者の間に深い関心を呼び、とくに九谷側の人々にとっては必見の展覧会とあって、多くの鑑賞者があった。
鑑賞者全体の意見として、伊万里と古九谷とはやはり別々の色絵の世界であるとの感想が多く出されていた。
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27
沈黙の刻 魂の叫びが聞こえる
鴨居玲遺作展
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会 期 |
昭和62年11月11日〜11月24日 |
主 催 |
北國新聞社・富山新聞社・石川県立美術館 |
後 援 |
石川県・石川県教育委員会・金沢市・金沢市教育委員会・石川県美術文化協会・NHK金沢放送局・北國文化センター |
展示室 |
第7展示室使用 |
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金沢で少年時代を過ごし、画家としての礎を金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)で学んだ鴨居玲氏は、在学中から二紀展に入選し、宮本三郎門下の逸材として早くから注目され、期待される石川県出身の洋画家であったが、昭和61年に57歳の若い生涯を終えている。
本展は、鴨居氏の一周忌に開催された展観で、日の当たらない世界の人々にスポットをあて、また自らの心に鞭打って、逆境の中からはい上がる人間の姿を描いた重厚で劇的な作品群は、多くの鑑賞者に深い感動を与え、高く評価された展観であった。
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28
孤高の南画家
山崎雲山
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会 期 |
昭和63年1月4日〜2月3日 |
主 催 |
石川県立美術館 |
展示室 |
第7展示室使用 |
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能登羽咋出身で、江戸時代後期、文人画家として活躍した山崎雲山の作品を一堂に集めての展観であった。
山崎雲山は、明和8年羽咋郡滝村に生まれ、漁師の家に育ったが、幼少の頃より絵をよくし、のち、京へのぼって修行しているが、絵は独学でこれという師にはついておらず、雲山独特の絵の世界を開いている。
主として山水、花鳥、人物等、文人風というより南画風の作風のものが中心を占め、水墨画から淡彩画、さらには漢詩を中心とする書までと、実に幅広い制作活動で、一種の風格を持つ作品群は、鑑賞者に深い感銘を与えた。
本展は郷土の画家シリーズの展観として開催したものである。
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29
館蔵名品展
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会 期 |
昭和63年1月4日〜2月3日 |
主 催 |
石川県立美術館 |
展示室 |
第8・第9展示室使用 |
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昭和58年、新美術館開館にあたって、常設展示部門の充実が図られ、数多くの作品が収蔵された。
その数は、昭和55年度より61年度までで1,100点に上り、古美術から近・現代美術まで、純粋美術と工芸の全ての分野に及んでいる。
これらの作品は、常設展示室において順次展示してきたが、それらのうちから秀作115点を一堂に展示したもので、新春を飾るにふさわしい展観として好評であった。
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目黒雅叙園コレクション
日本画抒情名作展
美人と風景・花と鳥
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会 期 |
昭和63年3月3日〜3月29日 |
主 催 |
石川県立美術館 |
展示室 |
第7・第8・第9展示室使用 |
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東京目黒の雅叙園は、昭和前期に文・帝展で活躍した日本画の大家から有望新人に至るまでの絵画を、天井や壁、襖など建物全体に組み込んだ美術建築の殿堂として知られる。
これら絵画作品の中には、現在第一線で活躍中の著名な作家の作品も多数含まれており、明治・大正・昭和初期日本近代絵画のコレクションとしては、わが国最大のものといわれている。
本展は、このコレクションの中から約70点を厳選、公開したもので、近代の日本画の大作を鑑賞する絶好の機会とあって、多くの入場者から好評を得た。
なお雅叙園の創立者細川力蔵氏は、本県の志賀町出身である。
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