本展は59年度の選抜展に引き続き開催した第2回目の展観であった。59年度は県内在住作家に限定したが、本年は県出身・県ゆかりの作家まで枠を広げることとし、日本的視野に近いレベルで作家を選抜することとした。 従って結果として県内在住作家の選抜は、いささか厳選されることになり、59年度より数は少なくなったが、全体として見ごたえのある展観内容となった。 選抜作家数は、県内66名(59年度は112名)、県外17名で、59年度選抜作家の50%が入れ替えとなった。 なお本展はすでに常設部門に展示されている、一定の評価を受けた作家を除いた若手・中堅作家であることは、59年度の選抜基準と同じで、選抜は当館学芸員によって行った。