特集「春の優品選 −花鳥の美−」   第2展示室
  平成25年3月27日(木)〜4月15日(火)会期中無休     

 春の訪れにあわせ、古美術展示室では「春の優品選」をお届けします。
わが国は四季折々の変化に富んでおり、その季節に応じて数多くの「花」が咲きます。それは私たちの目を楽しませてくれるばかりでなく、時には心を癒してくれることもあります。各地から桜のたよりが届くようになりました。今年の桜はいつになるのか、日本人の心を捉えてやまない桜。その開花を春の訪れと感じる人が多いといわれます。
 自然とともに暮らし、自然との深い関わりの中で文化をはぐくんできた日本人には、和歌にみられるように自然に心情を重ねて表現するという伝統があります。絵画や工芸品にもそうした傾向が見られ、花や鳥、自然を表現する作品が好まれて制作されてきました。 花と鳥を描く花鳥画は、自然を室内において身近に感ずることのできる最も一般的なテーマとして広く見られ、四季の変化を花や鳥に託することで、日々の生活に彩りを添えるものとしてもてはやされました。
 今回は花と鳥をテーマとした作品を紹介します。 世の中には桜と同様、身近にたくさん美しいものがあります。お花見を兼ねて美術館へもお立ち寄りいただき、絵画や工芸の作品を通して春の息吹を感じていただければ幸いです。

番号
指定
作品名 作者名など 員数 制作年代
1
  染付花鳥図芙蓉手平鉢 若杉窯 1口 江戸19世紀
2
  色絵花鳥図銅鑼鉢 永楽和全 1口 江戸19世紀
3
  黒釉蒲公英図茶碗 尾形乾山 1口 江戸18世紀
4
  呉須赤絵花鳥文平鉢   1口 明17世紀
5
  呉須赤絵花鳥文香炉 景徳鎮窯 1基 明16世紀
6
  古赤絵金襴手仙盞瓶 景徳鎮窯 1口 明16世紀
7
  祥瑞草花文輪花中皿 景徳鎮窯 20枚 明17世紀
8
  蒔絵草花丸文花見弁当 山本春正 1具 江戸17〜18世紀
9
  蒔絵浜松図提重   1具 江戸18〜19世紀
10
  蒔絵春秋花卉硯箱 伝五十嵐道甫 1合 江戸17世紀
11
  蒔絵浜松図硯箱   1合 江戸19世紀
12
  小鳥に萱草図 元賀 1幅 室町15世紀
13
  四季草花図 伊年印 6曲1双 江戸17世紀
14
県文
柳鷺図 狩野尚信 6曲1双 江戸17世紀
古九谷
1
県文
色絵布袋図平鉢      
2
県文
色絵鳳凰図平鉢      
3
県文
色絵鶉草花図平鉢      
4
県文
色絵鶴かるた文平鉢      
5
県文
色絵百花散双鳥図平鉢        
6
県文
青手樹木図平鉢       
7
県文
青手桜花散文平鉢       
8
  色絵宝尽鷺文平鉢      
9
  色絵牡丹文平鉢       
10
  色絵石畳双鳳文平鉢      
11
  色絵海老藻文平鉢      
12
  青手葡萄図平鉢      
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