夏休み 親子で楽しむ美術館 「きこえてくるよ」

 
第6展示室
  平成24年7月19日(木)〜8月28日(火) 会期中無休     

 『夏休み親子で楽しむ美術館−きこえてくるよ』の展示室は、3つのコーナーに分かれています。今回は、その三つのコーナーについてご紹介しましょう。
 まず、一つ目は「どんな音がきこえてくるかな」コーナー。
 何気なく過ごしている日々の中でも、私たちはいろいろな音に囲まれていることに気づいて頂くことができる「きこえてくるよ」導入のコーナーです。
 日本は四季の変化に富み季節が移るごとに、いろいろな自然の音を聞くことができます。例えば雨、雷鳴、滝、風などの自然の音。また、鳥のさえずりや動物たちの鳴き声などの鳥獣の声、そして虫の声からは季節を感じることもできるでしょう。そんな音探しをしていると、私たちはこんなに音に包まれて生活していることを再認識できることでしょう。
 二つ目のコーナーは、「どんな場面かな? セリフを考えよう」。
 人物を取り上げた作品で深く鑑賞する方法の1つは、自分が作品の中の人物になってみることです。このコーナーでは、自分が作品の中のあらわされている人物になって「どんなことを言っているか」セリフを考えてみます。実は、このコーナーであらわされている作品は、人物ばかりではありません。人間ではないものにもなってみてセリフを考える楽しい機会もお楽しみください。
 最後のコーナーは「どんな感じがするかな? 音であらわしてみよう」。
何を表現しているのだろうと考えてしまう抽象的な作品が集まるコーナーです。このコーナーでは、作品を音で表現してみることに挑戦です。作品から感じた印象を擬態語などであらわしてみるのはいかがでしょうか。難しく考えずにあなたの感性で気軽にあらわしてみてしてください。  

No. 分野 作品名 作者名 制作年 初出展覧会・受賞 員数
どんな音がきこえてくるかな
1 陶芸 赤絵金彩葡萄鳥文鉢 三代井上隆平 明治42年頃   1口
2 陶芸 堆線群馬図花瓶 初代宮川香山 大正元?   1個
3 陶芸 染付波飛魚図水指 北大路魯山人 昭和4年   1口
4 陶芸 赤絵金彩龍文瓢形徳利 浅井一毫 明治  
5 陶芸 色絵染付渓流図大皿 初代須田菁華 大正   1枚
6 漆芸 沈金素彫群漆箱 板谷光治 昭和56年 第28回日本伝統工芸展 1合
7 染織 友禅黒地鯉滝のぼり牡丹文振り袖 三代中川華邨  昭和15年 第32回夏の美展 1枚
8 日本画 森の精達 石川 義 平成10 第18回グループ玄展 1面
9 日本画 下村正一 昭和7年   2曲1隻
10 日本画 津軽 平桜和正 平成元年 第2回改組日展 1面
11 日本画 坂根克介 平成7 第41回改組日展 1面
12 日本画 廬山観瀑図 越塚友邦 明治大正
  2幅対
13 洋画 朝市=3人 蔦 健三 昭和62年 第46回水彩連盟展 1面
14 洋画 もうひとつの風景−11 酒井幸雄 平成元年 第35回一陽展 1面
15 彫塑 口笛 宮地寅彦 昭和58年 第15回日展 1点
16 彫塑 坂 坦道 昭和49年   1点
17 浮世絵 東海道五十三次 庄野 歌川広重 江戸   1面
18 浮世絵 東都名所両国夕涼 歌川広重 安政元年   3枚続き
どんな場面かな?−セリフをかんがえよう−      
19 陶磁 黄地紅彩妖精文大鉢 長谷川塑人 平成元年 第12回伝統九谷焼工芸展 1口
20 漆芸 堆朱雷鳥手筥 吉田楳堂 昭和   1合
21 人形 飛翔 室田芳子 昭和45年 第2回改組日展 1点
22 日本画 坂根克介 昭和60年 第17回改組日展 1面
23 日本画 中村 徹 昭和62年 第19回改組日展 1枚
24 日本画 大豊世紀 平成18年 第30回改組日展特選  1面
25 洋画 ふたり 前田さなみ 昭和50年 第18回安井賞展 1面
26 彫塑 音色 田中太郎 昭和51年   1点
どんな感じがするかな?ー音であらわしてみよう−      
27 陶磁 落下 久世建二 平成6年   1点
28 洋画 加藤安佐子    昭和63年 第42回女流画家協会展 女流画家賞 1面
29 洋画 微動 埜谷次郎 昭和44年   1面
30 洋画 カーニバル幾何広場 西田洋一郎 平成13年   1面
31 洋画 Blaack Speace in -かたち- 棚瀬修次 平成17年 第51回一陽展 1面
32 参差Ⅱ 表 立雲 昭和54年 第3回日本海造形展 1面
トップページ前のページに戻る