毎年恒例「夏休み親子で楽しむ美術館」の今年のテーマは、『さがしてみよう』。この展示は、展示室に並んだ作品を“みる”だけでなく、鑑賞いただく方々に“さがす”という活動を通して作品鑑賞に親しんでいただこうという企画です。
子どもたちは、クイズや“○○をさがそう”といった絵本が大好き。「美術館で子どもと一緒に作品鑑賞をしてみたいけど、美術の知識がないからどんなふうにみたらいいのかしら・・・」といった美術館での作品鑑賞に馴染みのないお子さん、そしてお父さん、お母さんにも楽しく作品を見るきっかけにしていただける展示です。
展示室には、“さがす”テーマがいくつかあります。春・夏・秋・冬の4つの季節の中から、作品の描かれている季節を“さがす”。また、その季節だと決め手になるものを作品から“さがす”。また、衣服や器、家具など生活の中の道具である工芸作品。そこに刻まれた植物・動物などの文様や模様に注目し、健康や悪いことがおきないよう静かな世の中を願って刻まれた文様や模様を“さがす”などです。
今年度は、子どもたち自身がこの“さがす”活動で作品を楽しくみていくことができるよう、各テーマごとのワークシートをご用意しております。近年この「親子で楽しむ美術館」の展示には、小学校のサマースクールの一環としてご来館くださっている学校があります。ワークシートは、このような学校での団体鑑賞の際にもご活用いただけることでしょう。
さあ、今年の夏休みも、親子でご家族で、また、学校のお友だちとで、作品をよ〜く見て「さがしてみよう!!」
|