東洋美術の宝庫として世界的に知られるホノルル美術館には、10.000点にも及ぶ浮世絵版画が収蔵されており、歌川広重・葛飾北斎などそのクオリティの高さも広く知られるところです。
このたび、葛飾北斎生誕250周年の記念事業の一環として、ホノルル美術館以外の場所ではじめての「北斎展」を開催する運びとなりました。
本展は、北斎デビュー時の春朗と名乗っていた時代の作品から、最晩年の作品「地方測量之図」までを、年代順に陳列し、画業を概観するものです。北斎を代表する「冨嶽三十六景」、「諸国名橋奇覧」、「諸国瀧巡り」などの揃い物を紹介するほか、日本初公開の肉筆なども含め、約160余点をご覧いただきます。