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2011年4月24日(日)〜6月12日(日) 会期中無休 

セルフ・ポートレイト展−キャンバスの中の巨匠たち−

梅原龍三郎、佐伯祐三、安井曾太郎、藤田嗣治、自画像と作品、パレットなど65作家122点を展示

セルフ・ポートレイト展チラシ
 

 セルフ・ポートレイト(自画像)は画家や彫刻家が自己と語り合い、自分の顔や姿を描いたものです。美しく、優しく、高貴になど、他者を描く際の条件は一切なく、おもむくままに自己の深奥を探りえる自画像は、巨匠・名匠の心の内をたどる格好の作品といえます。
 自画像はほとんどの作家が一度は手がけるテーマですが、それは初学の頃であったり、転機にさしかかって自己をもう一度見つめたいと考えた時などに描かれ、数はごく限られたものです。功なり名を遂げた作家の自画像コレクションとしては、洋画商の先駆・日動画廊が収集し、笠間日動美術館に収まっているものが群を抜いています。
  今回、日本近代洋画の先駆者高橋由一から現在活躍中の作家までを揃えた笠間日動美術館のコレクションの中から、佐伯祐三など大正以後の自画像を選定し、当館所蔵作品等と併せて60作家の自画像をご覧いただきます。梅原龍三郎や安井曾太郎、藤田嗣治等の巨匠から、萬鉄五郎、佐伯祐三等の鬼才、石川出身の宮本三郎、高光一也、鴨居玲、そして奥谷博、松樹路人、稲垣考二、木下 晋など現代の画壇を牽引する画家達の自画像です。
  さらに一部の作家に関しては長年愛用してきたパレットを展示いたします。自画像と作品、パレットと作品という構成で、65作家122点をご覧いただきます。この小さな板の上で画家が色を調合し、数々の作品を生み出したのだと思うと感慨深く、見飽きることがありません。それぞれが大変個性的で、使用した絵具や画家の性格をも示していて、これもまたセルフ・ポートレイトといえるのではないでしょうか。 自画像と作品、パレットと作品、あるいは自画像とパレットなど、さまざまな観点からご覧いただき、鑑賞を深めていただければと願うものです。

展示構成
(1)自画像−60作家、60点
(2)パレット−25作家、25点
(3)作品(自画像及びパレット展示作家の作品)−37点
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開館時間 午前9時30分−午後6時 (土曜日は午後7時)
※入場は閉場時間の30分前まで
休館日 なし、会期中無休
主催 石川県立美術館
協力 日動美術財団
関連事業
講演会 4月24日(日) 午後1時30分〜
演 題 「素顔の作家たち」
会 場 美術館ホール 聴講無料
講 師 長谷川徳七氏・長谷川智恵子氏
             (日動画廊社長・副社長)

関連行事の詳細へ ワークショップ 5月8日(日) 午前10時〜午後4時

鉛筆で描く
−木下晋さんのセルフポートレイト講座−

毎週日曜日午前11時より学芸員によるギャラリートーク 
お問い合わせ

石川県立美術館 076-231-7580



観覧料 コレクション展示もをご覧になれます

観覧料
一般 大学生 高中小生
個 人
800円 600円

200円

団 体
600円 400円 100円

※団体は20名以上。県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
 


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