石川県立美術館開設５０周年記念
久隅守景展 −加賀で開花した江戸の画家-
久隅守景は江戸画壇の頂点にあった幕府御用絵師、狩野探幽門下の傑出した画家として知られ、１７世紀後半に少なくとも２度加賀の地を訪れ、納涼図や一連の四季耕作図などの名作を描いたと考えられています。当時の加賀藩は、文化政策で徳川幕府に優越しようとの気概をもって名工の招聘や名品の蒐集に意欲的に取り組んでいました。「探幽門下その右に出る者無し」と高く技量を評価されていた守景ですが、後年何らかの確執があってその門を去りました。そこで加賀藩の文化風土が守景の気骨と絶妙に響き合い、守景は加賀の地で画業を開花させることができたのではないでしょうか。
本格的な久隅守景の回顧展としては最初ともいえる本展では、国宝《納涼図》（東京国立博物館蔵）をはじめ、守景作品で指定されている国宝１点、重要文化財３点すべてを含む初期から晩年の主要作品約４０点を展示し、渋いながらも日本人の心の琴線にふれる高い精神性を打ち出していった画業の歩みをたどります。
| 開館時間 |
午前9時30分−午後6時
※入場は閉場時間の30分前まで |
| 休館日 |
なし、会期中無休 |
| 主 催 |
石川県立美術館 |
| 共 催 |
NHK金沢放送局、 |
観覧料
入場料 |
一般 |
大学生 |
高校生以下 |
個 人 |
1000円 |
600円 |
300円 |
団 体 |
800円 |
500円 |
200円 |
※団体は20名以上。
※当展覧会をご覧の方は２階コレクション展も無料でご覧いただけます。
日 時 |
■講演会 会場：美術館ホール （聴講無料） |
| ９月27日（日）１３：３０〜 |
「夕顔棚納涼図−描かれた追憶の家族」
講師：松嶋雅人氏（東京国立博物館特別展室長） |
日 時 |
■土曜講座 会場：美術館講義室 （聴講無料） |
| 10月10日（土）１３：３０〜 |
「狩野探幽と久隅守景」 講師：嶋崎 丞 （石川県立美術館館長） |
| 10月17日（土）１３：３０〜 |
「納涼図への道」 講師：村瀬博春 （石川県立美術館学芸専門員） |
日 時 |
■ギャラリートーク 会場：１F企画展示室 （展覧会観覧料が必要です。） |
| 10月の毎土・日１１：00〜 |
１０月３日．４日，１０日，１１日，１７日，１８日，２４日，２５日 |
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