コレクション展示油彩   

 
第3展示室
 特集 鴨居玲−夢候よ−
  平成21年9月26日(土)〜10月25日(日) 会期中無休     
鴨居展会場

鴨居展会場 前回の特集「鴨居玲−LOVE-」に引き続き、「鴨居玲−夢候よ」を開催します。
 サイコロに興ずる男達を描く「静止した刻」、地獄に堕ちた男達がはい上がろうとあがく「蜘蛛の糸」、首吊りや廃兵、酔っぱらいが取り囲む中、呆然とキャンバスを前にする「1982年 私」。いずれも劇的で、見る人によってはおどろおどろしい情念の世界が展開されます。その暗く重い絵をじっと見つめて、なかなか絵の前から立ち去りがたい様子を、時として展示室で拝見します。何かを考えざるを得ない、強い力が絵に秘められていることは間違いないのですが、それだけではなく、人に寄り添うやさしさが、鴨居の作品にはあると思えるのです。
  今回の特集では鴨居が油彩制作に苦悩し、パステルで抽象やシュール作品を描いていた時期からの移行期の油彩作品や、スペイン時代の酔っぱらいや宝くじ売りを描いた力強い作品を、裸婦に替えて展示します。
  どうぞご覧ください。


No. 作品名 制作年 初出展覧会 技法
1 昭和37年頃   油彩
2 マネキン 昭和37年頃   油彩
3 赤い老人 昭和38年   油彩
4 群がる 昭和41年   油彩
5 昭和42年   素描
6 蛾と老人 昭和43年   油彩
7 静止した刻 昭和43年   油彩
8 ナザレのおばあさん 昭和47年   油彩
9 おばあさん 昭和48年   油彩
10 月に叫ぶ 昭和48年   素描
11 宝くじ売り 昭和48年   油彩
12 酔っぱらい 昭和48年   油彩
13 ひろう 昭和49年   油彩
14 待つ 昭和51年   油彩
15 昭和51年   油彩
16 昭和51年   油彩
17 教会 昭和53年 第32回二紀展 油彩
18 石の花 昭和54年   油彩
19 望郷を歌う 昭和56年   油彩
20 1982年 私 昭和57年   油彩
21 二人 昭和57年   油彩
22 蜘蛛の糸 昭和57年   油彩
23 酔って候 昭和59年   油彩
24 肖像 昭和60年   油彩
25 首吊り 昭和60年   油彩
26 自画像 昭和60年   油彩
第3展示室 コレクション展示
No.
作 者 名
作 品 名
制 作 年
初 出 展 覧 会
1 小田根五郎 ミラノ・ドゥオモ 平成13年 グループ展究
2 高光一也 アラブの旅 昭和50年 第61回光風会展
3 高光一也 カサブランカ 昭和50年 第7回改組日展
4 硲伊之助 アルバニアの花嫁 昭和40年  
5 藤本東一良 ペギーの道 昭和48年 第5回改組日展
6 宮本三郎 花と裸婦 昭和44年  
7 宮本三郎 裸女達に捧ぐ 昭和44年 第23回二紀展
8 宮本三郎 熱叢夢 昭和46年 第25回二紀展
9 村田省蔵 麦秋 昭和62年 第19回改組日展
10 吉田冨士夫 傀儡師 平成2年 第44回二紀展
 
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