4月24日(土)〜5月16日(日)会期中無休
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日本の四季 −春・夏の風物−


 わが国は、国土が南北に長く、四方を海に囲まれた狭い島国ですが、多様な自然環境を形成し、春・夏・秋・冬の四季の変化がはっきりしています。

 日本人は、この四季のはっきりした自然に対して協調的であり、自然と共生するという態度で生活し、文化を築き上げてきました。そして、自然への感情を「花鳥風月」「雪月花」というような言葉で呼び、賞賛してきました。また日本人が自然との間で織りなす美意識を表現した美術工芸品が作られてきました。

 本展は、桃山時代、江戸時代の絵画と工芸品の中から、山水花鳥や花木草花を主題とする作品とともに、春・夏の季節の情趣をよく表す事物を取り上げた作品、季節感を感じさせる人々のくらしを取り上げた作品を展示し、日本美術の特色の一つといえる自然に対する優しい情感をたたえる作品を鑑賞していただくものです。



蒔絵春秋花卉図硯箱  伝五十嵐道甫

  主な出品作品
   蹴鞠図屏風 堺市博物館蔵
   重文 洛中洛外図屏風 勝興寺(富山県)蔵
   紫陽花蒔絵硯箱 東京国立博物館蔵
   白地水仙唐花丸紋模様縫小袖 菅生石部神社蔵
       
 
 ◆観覧料=一般800円 (650円) 大学生600円 (500円) 高中小生300円 (200円)
                    (  )内は20名以上の団体料金
   
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