第7・8・9展示室 ピカソ、マティスと20世紀の画家たち |
会期:7月23日(金)〜8月22日(日) 会期中無休
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20世紀の初め、フランスで起こった代表的な美術運動が、野獣派と呼ばれ、色彩の解放を叫んだフォーヴィスムと、立体派といわれ、形の解放を求めたキュビスムです。彼らは、19世紀後半、印象派などによって獲得された近代美術の成果を引き継ぎ、20世紀美術に新境地を開拓しました。
マティス、マルケに代表されるフォーヴィスムの画家たちは、造形要素の中でも特に色彩に注目し、固有色、再現性といった絵画の約束事に縛られず、激しい色づかいで自分たちを表現しました。しかし彼らは何らかの綱領をもった美術集団ではなく、それぞれがそれぞれの表現方法をもった、純粋に色彩に関心があった画家たちの運動でした。
ピカソ、ブラックによって始まったキュビスムは、造形要素の中でも特に空間に注目し、フォーヴィスムなどの表現主義的な考え方と違って、形を論理的に解体、つまり見たまま、感じたままを描くのではなく、モチーフについて知っていることを描いたのです。絵画は感情や感覚的なものだけではなく、もう一つの流れ、知的感覚が取り上げられ、やがては抽象絵画へとつながっていくのです。
本展では、フランスのボルドー美術館やドイツのルートヴィヒ美術館をはじめ、国内外の美術館、個人コレクターの協力により、あらためてフォーヴィスムとキュビスムの画家たちに焦点を当てることによって、20世紀美術の方向付けをしたふたつの美術運動を、総数約100点の作品によって紹介します。
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◇講演会
日時 平成16年8月1日(日) 午後1時30分〜
演題 20世紀絵画における破壊と創造
−ピカソ・マティスを中心に−
講師 本江邦夫氏(多摩美術大学教授・府中市美術館長)
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◆観覧料 一般 1,100円(900円) 高・大生
700円(500円) 小・中生 500円(300円)
( )内は20名以上の団体料金。当館友の会会員は、会員証提示により団体料金
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連絡先 金沢市香林坊2−7−15 北陸中日新聞事業部 電話
076-233-4642
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