1月4日(火)〜1月30日(日)会期中無休
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きものの美 −新春を寿ぐ−
   
彩をまとう 匠を着る


 日本の染織技術は、伝統的な衣装である着物の形態を継承しつつ、発展していったといえます。本展は近現代の作家による染織作品を4つの構成による展観でお送りします

 江戸時代後期から昭和前期の作品による、伝統を受け継ぎながら独自の創作への萌芽を感じさせる世界、そしていわゆる二次元的に描く模様ではない、織や刺繍による「構築的」な意匠の作品、さらに小紋や中形などの型紙による「反復する」連続模様の作品、最後にもっともダイレクトに美術における近代化の影響を受けた、華麗な友禅の作品を展示することにより、着物の美しさを様々な角度から検証します。

木村雨山 友禅訪問着「金鶏」

木村雨山 友禅訪問着「金鶏」
 主な展示作品
  有職二陪織物小袿 喜多川平朗(式年遷宮記念神宮美術館)
  四ツ目菱文羅着物 北村武資(京都国立近代美術館)
  藍地縞に丸文様絣着物 宗廣力三(岐阜県美術館)
  紅襲(桜かさね) 志村ふくみ(滋賀県立近代美術館)
  繍箔銀杏七宝文訪問着 福田喜重(式年遷宮記念神宮美術館)
  長板中形「水に鯉」 松原定吉(富山県水墨画美術館)
  友禅振袖「瑞祥鶴浴文」 羽田登喜男
 ◆観覧料=一般600円 (500円) 大学生400円 (300円) 高中小生200円 (100円)
                    (  )内は20名以上の団体料金
   
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