●石川県立美術館開館20周年記念

  畠山記念館名品展
                〜茶道美術を中心に〜

     
会期:10月4日(土)〜11月3日(月・祝)
                   
会期中無休  

 荏原製作所を創設した畠山一清翁は、日本の伝統文化、なかでも能楽と茶道にきわめて造詣が深いことで知られました。自ら宝生流の能を舞い、また即翁と号して裏千家流の茶道を嗜みました。早くから日本の美術を中心に東洋の古美術品の蒐集に努め、その数は約2400点にもおよぶといわれてきました。今日その主要な美術品は、畠山記念館に引き継がれ、一般に公開されています。

 
本展は、畠山一清翁が、室町期に能登国を統治した守護大名畠山氏の後裔にあたり、明治14年に金沢に生まれた縁もあって、畠山記念館の特別なご配慮により実現するものです。

 国宝3点、重要文化財19点を含む100点が展示されますが、収蔵品の貸出を行わないことを原則とする畠山記念館の作品がこうして展示されるのも、ゆかりの地、石川県ならではのことと思われます。畠山記念館では、季節にふさわしいお茶道具を中心に50点ほどが常時展示されています。今回のように、100点もの作品が一堂に会することは今後二度とないことと思われます。

  この機会に、一清翁が求められた美の世界にひたり、その名品の数々をぜひご覧下さい。



重文 赤楽茶碗 銘 雪峯
本阿弥光悦



重文 伊賀花入 銘からたち

      

   国宝 林檎花図 伝趙昌         唐物茶入 銘 星肩衝

講演会  10月5日(日)  「畠山即翁の茶器収集と茶話」
講師:武内範男氏(畠山記念館主任学芸員)
開始時刻:午後1時30分〜
  会場:当館ホール、聴講無料
 ◆観覧料=一般800円 (650円) 大学生600円 (500円) 小・中・高生300円 (200円)
                    (  )内は20名以上の団体料金
*友の会会員は団体料金で入場できます
   
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