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2015年4月24日(金)〜6月7日(日) 会期中無休 
 

加賀前田家 
百万石の名宝 
−尊經閣文庫の名品を中心に−

百万石の名宝チラシ
 

 加賀藩前田家の歴代藩主は、すぐれた武人であるとともに、文化にも深い関心をよせていました。 ことに三代藩主である利常から五代藩主綱紀にいたる江戸時代の前期に「加賀文化」は確立されました。
 利常は、大藩で外様大名である前田家の存在意義を文化政策にもとめます。それは徳川家からの警戒を和らげ、さらに前田家の独自性を打ち出すものでした。当時の後水尾天皇を範とし、京都の洗練された文化をまなび、吸収しながら「加賀文化」の礎をきずいたのです。利常は茶の湯の精神を根幹とした美術工芸品や内外の文物を、綱紀は学者大名と称されるように文書・典籍類を中心に収集しました。そして、その後につづく藩主たちも文物の収集や美術工芸の発展に力をそそぎました。
 このたび北陸新幹線金沢開業を記念し、公益財団法人前田育徳会のご協力により、国宝15件、重要文化財35件を含む、たいへん貴重な作品120件を公開する展覧会の実現にいたりました。
展示構成は、第1章「武家の象徴 —武具・刀剣・甲冑—」と第2章「加賀文化の確立」で、第2章では、(1)加賀藩の美術工芸・(2)尊經閣文庫の名品・(3)百工比照の全貌という内容で紹介します。この特別な機会に、真の加賀文化をご堪能ください。
 なお、文化財保存の観点から、会期中に展示替えを行います。

茄子茶入 銘冨士 百工比照 釘隠
大名物 唐物茄子茶入 銘富士  
中国南宋 13世紀
百工比照 釘隠 
江戸17〜18世紀
金小札鯰尾形 万葉集
金小札白糸素懸威胴丸具足 
前田利家所用   桃山 16世紀
万葉集巻第三、巻第六巻残巻(金沢万葉)
伝源俊頼筆  平安 12世紀
日本書紀 大典太
日本書紀 平安 10世紀 太刀 銘光世作(名物大典太)
平安  11世紀


開館時間

  午前9時30分−午後6時  (入場は閉場時間の30分前まで)
  ※5月2日〜6日は早朝開館で午前8時30分より開館します

休 館 日

  なし、会期中無休

主   催

主   催:石川県立美術館
共   催:NHK金沢放送局、NHKプラネット中部
特別協力:北國新聞社
学術協力:公益財団法人前田育徳会
制作協力:NHKプロモーション

全体の展示リストはこちらをクリック→→


観覧料 ※(2Fコレクション展含む)
観覧料
一  般 大学生 高校生以下
当 日
  1000円 600円 300円
団 体
   800円 500円 200円

※団体は20名以上。県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
  友の会に入会された方に、本展を含む企画展に入場できるチケットを2枚進呈します。
  友の会の詳細はこちらをクリック→


関連イベント 
■講演会              聴講無料
月  日 内    容 講   師
5月2日[土]

 前田育徳会の過去・現在・未来

 石田寛人氏
 公益財団法人前田育徳会理事長
■ラ・フォルネ・ジュルネ金沢協賛
コンサート&レクチャー       聴講無料・先着順

5月4日[月・祝]

 尊經閣文庫と財団の創設
※講演に先立ち声楽アンサンブル、ヌオーヴォ・アスペット・ブレーメンの演奏があります

 前田利祐氏 前田家18代当主
 ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭
 実行委員会会長
■百万石の文化講座 第1講     聴講無料
5月30日[土]

 前田綱紀について

 嶋崎丞 当館館長
■土曜講座             聴講無料
4月25日 [土]

 前田利常の文化政策と古九谷

 村瀬博春 担当課長
5月9日  [土]

 前田利常と小堀遠州

 高嶋清栄 学芸第二課長
5月16日 [土]

 前田綱紀の文化政策と久隅守景

 村瀬博春 担当課長
5月23日 [土]

 前田綱紀と百工比照

 高嶋清栄 学芸第二課長
※上記の会場はすべて当館ホール

■ギャラリートーク     展示室 要展覧会観覧料

会期中の毎週日曜日 午前11時から当館学芸員が行います。

 

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