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終了 展覧会

コレクション展 新春優品選 近現代工芸 2020年1月4日(土) ― 2020年2月11日(火)

概要

 令和最初の新年を寿ぐ展示として、近現代工芸部門では、松竹梅など瑞祥に関わる図柄、素材の作品を特集します。
 古来より美術工芸品に描かれたモティーフには、現世や来世の幸福を願う人々の思いが込められてきました。とりわけ松竹梅は、吉祥文の中でも、単体や組み合わせで多くの作品を彩っています。宋代の中国において、文人画のテーマとして好まれました。その理由は、寒中にも緑を保つ松と竹、寒中に花開く梅が、文人たちの理想とする、清廉潔白や節操を象徴していたという説が一般的です。
 松竹梅は厳冬の寒い時期に、友とすべき3つのもの「歳寒三友」として、平安時代に中国から入った図柄とされています。日本では長寿や子孫繁栄を意味し、めでたきことやものを表します。四季を通じて緑を保つ常緑樹の中でも、とりわけ神聖視される松。飛鳥時代の遺品である玉虫厨子に用いられ、古くから日本の美意識を象徴する文様であった竹。春の前触れとして鶯と取り合わせられるほか、好文木とも呼ばれ、学問の隆盛を意味する梅。それぞれ全体的な姿を写すだけでなく、葉や花、実などが意匠化され、今も新たな図柄、新しい作品が生まれ続けています。
 今回の展示では松竹梅を中心に鶴亀や海老、霊獣をモティーフとした作品に加え、松や竹などを素材として用いた作品を併せて紹介します。多様な形で表された瑞祥で、新しい年を迎えたいと存じます。

開催日時

2020年1月4日(土) ― 2020年2月11日(火)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

第5展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

六代清水六兵衛《金彩老梅水指》ろくだいきよみずろくべえ きんさいろうばいみずさし

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

作品一覧

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