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企画展 いしかわのおもてなし 屏風絵などの調度を中心に 2020年1月4日(土) ― 2020年2月11日(火)
概要
本展は、オリンピック・イヤー、2020年の開幕を飾る展覧会として開催されます。
日本には、祇園祭を起源として、江戸時代から町屋の一角を解放し、おもてなしとして誰もが自由に見ることができるように秘蔵の屏風や工芸品を飾る、「屏風祭」の風習があります。屏風によるおもてなしには、その可動性によって、ハレの空間が容易に現出するという屏風の特質が深く関わっています。屏風とは、風を防ぐという意味ですが、正倉院宝物から、奈良時代にはそうした実用性以上の、美的価値が追求されていたことを確認することができます。特に、書院造建築が発展した室町時代以降、固定化された襖絵に対する屏風の自由度から需要が一気に拡大し、やまと絵系、漢画系の絵師らが競って様々な場に適応できる屏風絵を制作しました。
本展は、この「屏風祭」の伝統を踏まえて、室町時代から昭和初期までの時代から屏風の優品を選びました。第7展示室は、やまと絵系、琳派の作品、第8展示室は、漢画系、狩野派から折衷派の岸駒まで、そして第9展示室は近現代の日本画と工芸作品のとりあわせを展示します。
新春のおもてなしとして、屏風と、関連して展示する工芸作品は、吉祥的画題や意匠を主体としています。これらの作品が醸し出す、おめでたい雰囲気をご堪能いただければ幸いです。
関連イベント
キッズ・プログラム鑑賞講座「屏風博士になろう」
屏風ってどんなもの?ミニ屏風を作りながら、その構造や数え方について学びます。
日時:1月19日(日)午後1時30分~3時
対象:小学生親子20名
参加費:無料(子どもひとりにつき保護者2名まで)
申込:当日先着(午後1時より受付開始)
ギャラリートーク
会期中の毎週日曜日午後1時30分から企画展示室にて行います。要観覧料。
開催日時
2020年1月4日(土) ― 2020年2月11日(火)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休
会場
第7展示室、第8展示室、第9展示室
観覧料
観覧料 | 一般 | 大学生 | 高校生以下 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|
個人 | 800円 | 600円 | 無料 | 600円 |
団体 | 600円 | 500円 | 無料 | 600円 |
※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。
関連団体・企業
主催 | 石川県立美術館 |
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後援 | 北國新聞社 |
作品紹介
- 《冨士巻狩図》ふじまきがりず
- 岸駒《虎図》左隻、石川県指定文化財がんく とらず
- 岸駒《虎図》右隻、石川県指定文化財がんく とらず
- 寺井直次《金胎蒔絵水指「梅」》てらいなおじ きんたいまきえみずさし うめ
- 久隅守景《四季耕作図》左隻、石川県指定文化財くすみもりかげ しきこうさくず
- 久隅守景《四季耕作図》右隻、石川県指定文化財くすみもりかげ しきこうさくず
- 北出不二雄《色絵更紗竹文香合》きたでふじお いろえさらさたけもんこうごう
- 喜多川相雪《秋草図》左隻、石川県指定文化財きたがわそうせつ あきくさず
- 喜多川相雪《秋草図》右隻、石川県指定文化財きたがわそうせつ あきくさず
- 松原新助《白磁龍鳳凰透彫香炉》まつばらしんすけ はくじりゅうほうおうすかしぼりこうろ
- 岸浪柳渓《冨士に群鶴図》左隻
- 岸浪柳渓《冨士に群鶴図》左隻きしなみりゅうけい ふじにぐんかくず
- 岸浪柳渓《冨士に群鶴図》右隻
- 岸浪柳渓《冨士に群鶴図》右隻きしなみりゅうけい ふじにぐんかくず
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