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終了 展覧会

前田育徳会尊經閣文庫分館 加賀藩の美術工芸Ⅱ 2016年10月14日(金) ― 2016年11月15日(火)

概要

今回の展示では、Ⅰ・Ⅱ期にわたる国宝《十巻本歌合》をはじめ、《玉燭宝典》、《黄帝内経》、《新猿楽記・弘安本、古抄本》(以上重文)の展示が大きな話題となっています。書かれている内容は平易なものではないかも知れませんが、平安時代から南北朝時代までの書の美を楽しんでいただく貴重な機会ということができます。そして、このような加賀藩主による書籍・典籍類の収集が、美術工芸の名品の収集や名工の招聘と連動した文化政策の成果であることを、「加賀藩の美術工芸」と題した今回の展示で改めて強調したいと思います。
その他Ⅱ期の見所としては、大名家の文化度を表明する重要なコレクションとしての水墨山水図の名品から、周文の作と伝わる重文《四季山水図》を最初に挙げたいと思います。室町時代15世紀には、大画面の水墨山水図が数多く描かれるようになりますが、本図はその初期のものと考えられます。狩野探幽が画中に「周文筆」と記しているように、周文様式の基準作として江戸時代に高く評価されていたことがわかる点でも注目されます。
さらに今回は、後藤家の装剣小道具から初代・祐乗の作品を選んで展示しています。祐乗は美濃国出身で、足利義政に仕えた装剣金工の最高位と評される名工です。そこで、室町から江戸時代の大名は、祐乗による笄、目貫、小柄を熱心に収集しました。初代・祐乗に特化した展示の機会はなかなかありませんので、是非その洗練された技と美をご堪
能ください。

開催日時

2016年10月14日(金) ― 2016年11月15日(火)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休

会場

前田育徳会尊經閣文庫分館

観覧料
観覧料一般大学生高校生以下65歳以上
個人360円290円無料290円
団体290円230円無料290円

※団体は20名以上。65歳以上の方、県立美術館友の会会員は団体料金でご覧になれます。
また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉保健手帳を持参の方、付き添いの方は無料です。

作品紹介

作品一覧

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