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終了 展覧会

近現代絵画・彫刻 優品選 2021年12月9日(木) ― 2022年1月23日(日)

概要

 令和3年もあと少しとなりました。健やかに年を越せるよう、願いを込めた展示です。
 脇田和の《ファミリー》という素描作品を紹介いたします。脇田はこの作品の制作の前年に体調を崩す体験をし、家族と過ごす時間を慈しむ気持ちが表れた作品です。目を細め穏やかな表情の家族とともに、脇田の生涯のテーマである鳥たちも描かれています。家族の和やかな会話と共に、鳥たちのさえずりも聞こえてくるようです。
 彫刻分野では、子どもや若人の姿を表現した作品を展示します。吉田三郎《子供群像》は水がめを持った子どもたちが元気に遊ぶ姿。田中昭《遊びごころ》は首にタオルをかけ桶に入っている姿です。タイトルの通り、無邪気なかわいらしさが伝わります。冬に負けないはつらつとした姿をお楽しみください。
 油彩分野では、美しい歌声や楽しい音が聞こえてきそうな作品を展示します。吉田冨士夫《獅子と道化と馬の足》や吉川華優《ピエロの夢物語》はにぎやかな音楽が、宮本三郎《歌手》や鴨居玲《望郷を歌う(故高英洋に)》には力強く華やかな歌声が、画面に溢れています。
 本年は日本画家曲子光男の没後10年にあたります。曲子光男は幼い頃、祖父の実家のある現在のかほく市に生活するなど、石川との縁も深い作家です。日展の参与、画塾「東丘社」の顧問を務めるなど、京都画壇の重鎮であり、金沢美術工芸大学でも指導にあたりました。当館には12点のご寄贈をいただいており、今回の第6展示室では、ささやかながら没後10年を偲ぶ展示を行います。

展示作品リストはこちら

開催日時

2021年12月9日(木) ― 2022年1月23日(日)
9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
12月29日(水)~1月3日(月)

会場

第3展示室、第4展示室、第6展示室

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円

※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
県立美術館友の会会員、また身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参の方とその介添えの方は無料です。

作品紹介

曲子光男《雪山》
曲子光男《雪山》まげしみつお ゆきやま

※一覧の作品画像は実際の比率ではありません。画像をクリックすると実際の比率で拡大画像が表示されます。

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